そば粉の魅力

最もプレーンなそば粉パン
そば粉の他は、発酵に必要な少しの砂糖と塩、油、そしてお水。

米粉パンも同じような配合で作るし、パンとしての個性もあるけど、米粉パンは、小麦のパン、特に食パンの印象を連想するような存在。

その米粉パンと比べてそば粉パンはかなり特徴的。

食べ慣れないうちは違和感を感じることもあるかもしれないね。他にはない食感だもんね。
パンになっても、そばがきや、ブルターニュのクレープに通じる食感は、そば粉の個性。

食べ慣れていくと、そのあっさりした風味と、ほんの少しの粘りを感じるふわふわ食感がとてもおいしいはず。
あっさりしてるから、食事のパートナーとしては万能。

あっさり風味と、ほんの少しの粘りを感じるふわふわ食感を「おいしい消しゴム」と呼んでいます。

低FODMAPベーキングの特徴的素材 木綿豆腐

奇跡の木綿豆腐。

大豆はそのままでは高FODMAP。
絹豆腐も然り。

柔らかく茹でた大豆を水切りするプロセスが入る木綿豆腐は高FODMAPの要素のガラクトオリゴ糖とフルクタンが除去されるの。どちらも水溶性食物繊維だから。

少し話は逸れるけど、同じ食べ物でも、加工、発酵の過程で高FODMAP → 低FODMAPと変わるもの、反対に、低FODMAP → 高FODMAP になってしまうものがあるよ。

大豆と木綿豆腐は、嬉しい方の高FODMAP → 低FODMAP!

木綿豆腐の種類によって、固めのもの、柔らかめのもの、いろいろあるから、好みのベーキングのフィニッシュを想定して、使い分ければいい。
何なら、固めの方がよければ、自分で水切りしてもいいし、ベーキング生地に他の水分を足してもいい。

単純(乱暴?)にざっくり表せば、木綿豆腐 + 水 ≒ 豆乳 それなら ≒ 牛乳(の代わり)

低FODMAPベーキングの特徴 牛乳・豆乳

楽々シンプルと呼べるベーキングレシピではよく登場する牛乳や豆乳は、低FODMAPレシピとしては使えない方の材料。

どちらも高FODMAPで使えない…

ラクトースフリー牛乳やたんぱく質を抽出したタイプの豆乳も選ぶことはできるけど、それなら、アーモンドミルクやほどほどFODMAPのオーツミルクを使いたい。

牛乳・豆乳に代わる液体?

どんなレシピにも当てはまるなんてことはもちろんない。そうね、果汁、お茶類、あるいはただの水に代わってもらえばいい。

牛乳も豆乳も、たんぱく質と脂肪も少し含むから、どちらの要素も液体以外の材料で補充すればいいよ。

低FODMAPベーキングの特徴的素材 卵

低FODMAPでベーキング(お菓子やパンなど)レシピの特徴は…
まず、

卵が使える!

ベーキングでこれほど嬉しい素材はない。
私が個人的に卵が大好きということも嬉しさの背景の一つだけど、ベーキングの生地で卵が担う役割もとっても重要。

加熱すると固まる
空気を抱き込む
おいしい

ヴィーガンやグルテンフリーなんかのレシピだと、しばしば「卵なし」で組み立てられている。もちろん卵なしのケーキもパンもおいしいものはおいしいけど、

卵、使いたい。

ヴィーガンレシピ、グルテンフリーレシピを見るたび、卵を加えた配合を想像することが習慣に。単純に卵を追加すればいいもの、液体材料の一部を卵に置き換える方がうまくできるものなど、様々。

卵、思う存分使おう!